第1回 EMS 勉強会 (テーマ:Windows Autopilot) を開催します
皆様、ご無沙汰しております。本日の記事は、2019年7月27日(土)に開催を予定している 第1回 EMS勉強会についての告知記事です。
前回、5月に第 0 回を開催させていただいた、EMS (Enterprise Mobility + Security )勉強会ですが、今回は Windows Autopilot をテーマに開催をさせていただきます。
当日は、4つのセッションを予定しており、そのうちハンズオンセッションでは 事前に運営側で用意した Autopilot 用の VM を使用してAutopilotを体験していただけるセッションもございます。( ※ 皆様が持参されたPCを直接Autopilotデバイスとして使用するわけではないので、ご安心ください。)
本ブログ内での告知記事の公開が遅くなってしまい、既に定員を超えるお申し込みをいただいておりますが、今後も勉強会は Connpass ページにて公開をしていく予定なので、以下リンク先の Japan EMS User Groupのメンバーに是非ご登録ください。
Japan EMS User Group 第 1 回 勉強会 申し込みページ
前回の勉強会の私のセッションでも、簡単に Windows Autopilot について触れさせていただきましたが、一言で記載すると、Windows10 デバイスに対して自動でキッティングを行う為の機能となります。
従来、クライアントコンピューター向けのカスタマイズは、企業や部門の要件毎にカスタイマイズしたマスターイメージを作成して、そのイメージを SCCM や、その他の展開ツールを使用してクライアントPCに対して展開していく手法が一般的だったと思います。 しかし、WaaS 型モデルの Windows 10 の登場によって、カスタマイズされたイメージを作成しなければならないタイミングが大幅に増える事になります。( 1709 のイメージ、1809のイメージ、1903のイメージなど・・・)
そこで、Windows Autopilotでは、Azure Active Directory Premium の機能と、Microsoft Intune (またはその他のEMM製品) の機能を使用して、ユーザーがデバイスに企業アカウントでログインするだけで、アプリケーションインストールや、必要な各種設定を完了させる事が可能なものです。もちろん、オンプレミス Active Directory へのドメイン参加や、Azure ADへの参加といったプロセスも、この自動キッティングの中で実行されます。
実際に、デバイスキッティングに必要となるアプリケーションインストールや、設定のカスタマイズなどについては、Microsoft Intune の機能を使用して行っていく形になります。管理者は、デバイスのキッティングが完了するまでの間、デバイスに一切触れる必要すらありません。その代わりに、必要な設定をAzure Portalや、Microsoft 365デバイス管理センターの Intune の項目から設定をしていく形になります。言い換えると、AutopilotをIntuneを使用して構成する場合、自動キッティングで設定可能な内容は、Intuneで設定可能な内容全てという事になります。
Autopilot はとても奥深い機能です。さらっと概要を記載させていただきましたが、様々な構成方法があり、現在はAzure ADのみに参加する方法だけではなく、オンプレミスADとAzure ADの両方に参加をするHybrid Azure AD Joinを構成していく事も可能になりました。是非、Autopilotの詳しい内容や説明、そして最新の機能について勉強会で聴いて、実際に体験してみてください!皆さんのご参加をお待ちしています。