SharePointコミュニケーションサイトで外部テナントのユーザーとサイトの共有を行なう方法

3. コマンドを実施し、外部共有を有効にする

1. SharePoint Online Management Shell を起動します。

2. 以下のコマンドを入力し、SharePoint 管理センターに接続します。

構文 : Connect-SPOService -Url https://<テナント名>-admin.sharepoint.com -Credential <管理者アカウントのユーザー名>

※<テナント名>-admin.sharepoint.comです。テナント名の後ろに“-admin“が必要です。

3. パスワードの入力を求める画面が表示されたら、パスワードを入力します。

4. 外部共有を有効にするコマンドレットの実行

構文例 : Set-SPOsite -SharingCapability https://<テナント名>.sharepoint.com<サイト名>- SharingCapability ExternalUserSharingOnly

※コマンドレットの “ExternalUserSharingOnly” 部分を変更することで、共有のレベルを変更できます。
ちなみに、親のサイトコレクションよりも共有範囲が広い制限をかけようとしたら、“親サイトよりゆるい設定の
ためダメです“という、なんだかとてもゆるいエラーメッセージが表示されました・・・・

・ Disabled : 外部ユーザー共有 (電子メールによる共有) およびゲストリンク共有を両方とも無効にする

・ ExistingExternalUserSharingOnly : 組織のディレクトリに既に存在する外部ユーザーとのみ共有を有効にする

・ ExternalUserSharingOnly : 外部ユーザー共有 (電子メールによる共有) を有効にしてゲストリンク共有を無効にする

・ ExternalUserAndGuestSharing : 外部ユーザー共有 (電子メールによる共有) およびゲストリンク共有を両方とも有効にする

ここまでいったら、あとは普通に共有するだけです。

外部ユーザーと共有手順

1) 管理者アカウントでコミュニケーションサイトにアクセスします。

2) 次画面右上の [歯車] をクリックします。

3) タブ内の [サイトの設定] をクリックします。

4) 次画面の “ユーザーと権限” セクションの [サイトの権限] をクリックします。

5) 次画面左上の [アクセス許可の付与] をクリックします。

6) ポップアップ画面の [ユーザーの招待] をクリックします。

7) ポップアップ画面の空白に “外部ユーザーのアカウント” を入力します。

8) ポップアップ画面の “オプション表示” をクリックします。

9) “アクセス許可レベルの選択” のタブから権限を選択します。

10) ポップアップ画面最下部の [共有] をクリックします。

これでようやく外部テナントのユーザーとコミュニケーションサイトの共有ができました！